2017-2018シーズンのラ・リーガはバルセロナが無敗優勝を達成しました。
まだシーズンが残っているため無敗でリーグ戦を終えるかは定かではなく、レアルマドリードとのエルクラシコも残っています。(※2018年4末時点)
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近代サッカーにおけるヨーロッパ4大リーグの主な無敗優勝チームのサッカースタイル
1990年以降のヨーロッパの4大リーグ(スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア)のリーグ戦無敗優勝チームをまとめてみました
無敗優勝ACミランのサッカースタイル
1991-1992シーズンにセリエA無敗優勝を記録 22勝12分け
歴代最高のストライカーの一人である、ファンバステンやライカールト、フリットのオランダトリオに加えて、のちに伝説となるパオロ・マルディーニやコスタクルタによるカテナチオも健在
イタリアの守備力とオランドの攻撃力をミックスした最強チームだった
無敗優勝アーセナルのサッカースタイル
2003-2004シーズン プレミアリーグで無敗優勝 26勝12分け
当時のプレミアリーグは無敗優勝が最も難しく、下位チームから上位チームの実力差が小さいリーグといわれている中でベンゲル監督は無敗優勝を達成
万能ストライカーのアンリ、テクニックで右にでるもののいないベルカンプ、ダイナモのヴィエラなど世界選抜といっても過言ではないメンバーを要したが、その後低迷期に突入
無敗優勝ユベントスのサッカースタイル
2011-2012シーズン セリエAで無敗優勝 23勝15分け
ブッフォン、ボヌッチ、キエッリーニ、バルザーリ、ピルロで構成される中盤より後ろの人員はまさに強固な壁
15分けという成績が示す通り「負けないチーム」であることが無敗優勝につながった。
この年を最後にデルピエロがユベントスを退団し、その後ユベントスは黄金期を迎える
2017-2018シーズンのバルセロナの無敗優勝
2017-2018シーズンのバルセロナはラ・リーガ開幕前はネイマールが去り、決して評判が良いわけではありませんでした。
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しかし、ラ・リーガ38節中35節終了時点で無敗優勝が決定し、「バルセロナ無敗優勝」と言われているのです。
シーズン終了まで本当の無敗優勝ではない
バルセロナのリーグ戦の残りの対戦相手は、永遠のライバルであるレアルマドリードとの大一番が控えています。
毎回激しい試合となるバルセロナとレアルマドリードのエルクラシコが本物の無敗優勝への最大の山場となるでしょう。
チャンピオンズリーグでは歴史的逆転劇で敗退
ラ・リーガでは無敗を誇り絶好調のバルセロナですが、チャンピオンズリーグではASローマにまさかの敗退を喫し大逆転負けでベスト8で姿を消すという結果となっています。
バルセロナは再び黄金期を迎えるか?
2017-2018シーズンのバルセロナの結果からバルセロナが再び黄金期を迎えるか?という疑問に自信をもって「YES!」と答える人は少ないでしょう。
その理由として長らくチームを支えてきた絶対的エースのメッシの年齢、チーム戦術のマンネリ化などがあげられます。
盛り上げりに欠ける理由は「レアル=ヨーロッパ王者でバルサ=スパイン王者」
バルセロナがラ・リーガを制してもいまいち盛り上げりに欠ける理由はライバル、レアルマドリードの結果が理由だと思います。
レアルマドリードはヨーロッパNo1を決めるチャンピオンズリーグでバルセロナよりもいい成績を上げて、優勝し、CL3連覇を達成するようであれば「レアルマドリード=ヨーロッパ王者、バルセロナ=スペイン王者」ということになり、どうしてもレアルマドリードの方が各上の印象になってしまいます。
まとめ
バルセロナの無敗優勝がそこまでクローズアップされないのは、バルセロナが今まで成し遂げた3冠などの輝かしい成績にファンが慣れてしまった理由もあると思いますが、最大の理由はライバルのレアルマドリードがCL3連覇に向けて突き進んでいるからだと思います。
バルセロナのファンが心から喜ぶこととは全ての成績でレアルマドリードを上回ることなのです。