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DAZNマネー効果でJリーグ第二期大物助っ人外国人時代の到来

DAZNマネーの効果が2018年の後半戦になってかつてのようにJリーグに海外のスーパースターが来るようになりました。

関連記事⇒過去の最強助っ人から見る、今のJリーグで助っ人外国人が活躍できない?

2018年のロシアワールドカップ後にJリーグに来た大物外国人を紹介します。

アンドレス・イニエスタ バルセロナ⇒ヴィッセル神戸

サッカー好きでバルセロナのイニエスタのことを知らない人はいるでしょうか?

バルセロナ一筋で活躍し、ロナウジーニョ時代からメッシ時代、バルセロナの低迷期から黄金期までを知る名手です

イニエスタの主な経歴

イニエスタのポジションが主にセントラルMFということもあり、得点よりもゲームを作ったり攻撃に違いを生み出すことが仕事のため、出場数と得点数を見るとそこまで圧倒的な数字はでないが、記録よりも記憶に残る選手である

イニエスタの主な獲得タイトル

リーガエスパニョーラ優勝 多数

UEFAチャンピオンズリーグ優勝 4回

コパデルレイ優勝 多数

EURO優勝 2008年、2012年

FIFAワールドカップ優勝 2010年

イニエスタの主な特徴

イニエスタのプレースタイルを一言でいうなら「魔術師」ではないでしょうか?

1本のパスや1回のドリブルなどの1プレーで決定的なチャンスを作り出すプレー

そして豊富な経験に裏打ちされた大舞台での強さ

決してフィジカルに恵まれたタイプではないですが、長年ヨーロッパサッカーのトップレベルでトップ選手として君臨した実力に疑いの余地はありません。

日本代表でいうなら香川選手のようなタイプだと思います。

フェルナンド・トーレス Aマドリード⇒サガン鳥栖

アトレティコマドリードのレジェンドである世界屈指の万能型ストライカーだったフェルナンドトーレスがサガン鳥栖に加入

リヴァプール、チェルシー、ACミランなどのビッグクラブを渡り歩いた点取り屋がたどり着いたのは日本のJリーグのサガン鳥栖でした

フェルナンドトーレスの主な経歴

クラブでは通算723試合255得点である。

どちらかと言えばA・マドリードに所属した10代から20代前半時には世界トップクラスのフォワードとして得点を量産した早熟タイプの選手と言える。

フェルナンドトーレスの主な獲得タイトル

FAカップ 2011-2012

UEFAチャンピオンズリーグ 2011-2012

EURO優勝 2008年、2012年

FIFAワールドカップ優勝 2010年

フェルナンドトーレスの主な特徴

フェルナンド・トーレス選手のプレースタイルを一言で表すなら「万能型ストライカー」ではないでしょうか?

時には前線で起点になる、時にはストライカータイプになるという様々な役割を一人でこなすことができる選手です。

点取り屋の生粋のストライカーというよりは、パスやポストプレーもうまくこなす日本代表でいうならかつての柳沢選手をもっとレベルを上げたタイプの選手だと思います。

助っ人外国人選手は現代のJリーグで活躍できるのか?

さて、初期のJリーグではジーコやドゥンガ、ストイコビッチなど圧倒的な存在感を示す大物助っ人外国人というのが存在していましたが、最近のJリーグではセレッソ大阪のフォルラン選手のように鳴り物入りした助っ人外国人選手が活躍できずに短期でJリーグを去っていく姿を何度も目の当たりにしました。

今回のイニエスタ選手やフェルナンド・トーレス選手は活躍できるのでしょうか?

イニエスタはJリーグで活躍できるのか?

イニエスタ選手はJリーグで活躍できるか?という問いに、私はできると思います。

その理由は過去の大物助っ人外国人はサッカーキャリア終盤の選手が多かったのですが、イニエスタ選手は34歳

まだ数年はヨーロッパの舞台でも戦うことができる年齢です。

また、元々フィジカルに頼るタイプの選手ではないので年齢による衰えは最小限にとどめることができると思います。

ヴィッセル神戸にはほかにも元ドイツ代表のポトルスキー選手がいるのも心強いですね。

フェルナンド・トーレスはJリーグで活躍できるのか?

フェルナンド・トーレス選手はJリーグで活躍できるのか?という問いに対してある程度はできると思います。

ある程度というのは、毎試合得点を取ってサガン鳥栖を優勝に導くというような大活躍を期待するのは無理だと思っているからです。

なぜなら、今のJリーグはかつての大物助っ人外国人選手が大活躍したような時代と違い世界からもある程度注目されるレベルのリーグに成長しました。

もう一人でドリブルでボールを持ち込んでゴールを決めたり、リフティングしながらドリブルをしていけるようなリーグではないのです。

年齢的には34歳なのであと数年はトップレベルで活躍できる選手でしょうが、元々早熟の選手と言う印象があるだけに・・・

DAZNマネーの使い道はこれでいいのか?

DAZNによる巨額の放映権料契約によってJリーグの各チームに分配されるお金や優勝賞金などはたしかに過去とは比べ物にならないくらい増えました。

関連記事⇒JリーグのDAZNマネーは2018年シーズンの補強にどう使われたのか?

しかし、そのお金を使って代表をすでに引退したようなキャリアの終わりを準備している選手にお金を使っていていいのでしょうか?

サッカートップレベルの国は若手が次々でてくる

ワールドカップに優勝するようなチームはユース世代から一貫したサッカー教育で成果を上げています。

サッカー界トップの経験を伝えるという面ではいいでしょうが、それにはトップチームに若手を帯同させる必要があるので、若手をベンチ外にしたりしては意味がないのです。

マーケティング戦略としては?

「元バルセロナのイニエスタが出場」と銘打てば集客は上がるでしょう。

マーケティング戦略としては一時的な効果はあるでしょうが、万が一活躍できなかった場合には無駄遣いになってしまいます。

そこからチームにフィットして本当に強いチームを作り上げることができるか?がカギです。

まとめ

久しぶりにバルセロナのイニエスタとA・マドリードのフェルナンド・トーレスという超大物外国人助っ人が来日したJリーグですが、その選手たちに対する半端ない活躍を期待するのは禁物です。

Jリーグはすでに油断しているレアルマドリード程度の相手なら勝利目前に迫るレベルに成長しているのです。

日本代表も組み合わせ次第ではワールドカップでベスト16にはいることができるレベルになっています。

Jリーグは一人の選手でチームを勝たせることができるレベルではないということを認識しておきましょう。