アジアカップを準優勝という結果で終えた日本代表ですが、2019年はより強力な相手と対戦できるコパ・アメリカ2019に招待国として出場します。
そこで今回はアジアカップで見えた日本代表の強み・特徴・弱点を分析しようと思います。
Contents
サッカー日本代表の森保ジャパンの現時点の強み
・7番柴崎岳のゲームコントロール
・日本代表の絶対的エース大迫勇也
・南野拓実、堂安律の突破力
吉田-冨安のセンターバックコンビ
吉田ー冨安というセンターバックコンビは長らく議論されてきた吉田麻也の相棒は誰?という議論の結論をだすことになりました。
南アフリカワールドカップで中澤ー闘莉王センターバックラインが日本代表に安定をもたらしたように、センターバックコンビの存在は強豪国との戦いにおいて大きな強みとなります。
まだ20歳と若くしてヨーロッパの舞台で経験を積む冨安健洋選手は今後10年の日本代表のセンターバックを担う存在となるでしょう。
7番柴崎岳のゲームコントロール
7番の背番号を背負ってゲームをコントロールするというのはザックジャパン時代からの日本代表の特徴でしたが、遠藤保仁選手が代表から遠ざかってからは遠藤保仁の後継者は誰?という議論がされてきました。
ゲームをコントロールできる柴崎岳選手のポジションが確立されたということはアジアカップでの戦いの日本代表の大きな収穫であったと思います。
大迫勇也という絶対的エースの誕生
ハリルジャパン時代からの香川、本田、岡崎などの日本代表を支えた選手の重要度が下がるにつれて日本代表にはエース不在ということが言われてきました。
そんな日本代表においてアジアカップで絶対的エースの立場を確立したのが大迫勇也選手です。
アジアカップにおいて大迫選手のいるときといないときの日本代表の攻撃力を見ればエースということが実感できたと思います。
南野拓実、堂安律などの突破力
日本代表には積極的に仕掛けチャンスを演出できる選手が不足していましたが南野拓実、堂安律選手などのテクニックはもはやアジアレベルではどうしようもないレベルに到達していました。
普段からより強度の高いヨーロッパの舞台で鍛えられている突破力はコパアメリカでも日本代表の武器になるでしょう。
サッカー日本代表の森保ジャパンの現時点の改善点
・柴崎岳の相棒ボランチ探し
・大迫勇也のバックアップ
日本代表ゴールキーパー問題
川島永嗣選手が本来のパフォーマンスから遠のいて以降、日本代表のゴールキーパーは最大の弱点と言われてきました。
今回のアジアカップでは権田修一選手が正ゴールキーパーを務めましたが、守護神として日本代表を救えるパフォーマンスを常に見せたかと問われれば「No」という回答が多いでしょう。
どちらかと言えば不安定なボール処理からのピンチの演出の方が印象に残ってしまいました・・・
ゴールキーパーという最後の砦を強固にすることは日本代表の最大の課題でしょう。
関連記事⇒サッカー日本代表の弱点はキーパーと得点力不足以外にもある?
柴咲岳の相棒ボランチ
今回のアジアカップではボランチのポジションのけが人続出でボランチに人材不足が発生し、本来ボランチでないポジションの選手が柴崎選手の横にはいりバランスがとれない試合がありました。
現状では柴崎岳-遠藤航コンビが最有力のチョイスとなると思いますが、非常に多くの運動量と強度が要求されるポジションなので、バックアップ要因は必要です。
大迫勇也のバックアップ
エース不在が影響か?エース不在による敗戦・・・など日本代表に限らず、ブラジル代表のネイマール、バルセロナのメッシ、レアルのクリロナなど、エースの存在は強みであると同時に不在時にその影響が顕著にでてしまうという改善点にもなりえます。
武藤嘉紀選手は本来であれば大迫選手に匹敵する力を持っていると思いますが、コパアメリカでも召集されるのか?
柔軟な戦い方で勝ち抜いたアジアカップ
今回どうしても書いておきたかったのが、アジアカップの日本代表はいくつもの戦術を駆使し、戦術がはまらなくても柔軟な戦い方ができていたということです。
ポゼッション放棄のボール支配率30%でも勝利
アジアカップのサウジアラビア戦では日本代表はボール支配率約30%という結果がでました。
今までの日本代表ではできるだけボールを保持しポゼッションを高めて試合を作っていく戦い方に固執している印象がありましたが、サウジアラビア戦ではポゼッションを放棄しているようにも見えましたが。
ボールは持たれるが失点する気配があまり感じられないという安心感ある試合を展開できたことはコパアメリカに向けて大きな前進でしょう
日本代表現時点の主力選手
最後にアジアカップ終了時点で今後の日本代表の主力になりそうな選手を書いてみようと思います。
・ゴールキーパー
権田修一、シュミット・ダニエル
・センターバック
吉田麻也、冨安健洋
・サイドバック
長友佑都、酒井宏樹、室屋成
・ボランチ
柴咲岳、遠藤航
・攻撃的MF
南野拓実、堂安律、原口元気、中島翔哉
・フォワード
大迫勇也、武藤嘉紀