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日本サッカー代表が金メダルを狙えるチャンスは東京五輪が最後な理由

とうとう間近に迫った東京オリンピック。
そして個人的には日本サッカー代表が金メダルなどのメダルを狙えるのは東京オリンピックが最後になる可能性が高いと考えます。

なぜ東京オリンピックが最後のチャンスなのか?

なぜ日本代表にとって東京オリンピックが金メダル獲得の最後のチャンスなのか?というと、ベストメンバーが揃えられないという理由からです。

つまり、母国開催で選手の召集の大義がありベストメンバーが揃いやすい東京オリンピックが日本代表がオリンピックで金メダルを獲得する最後のチャンスになる可能性が高いのです。

ベストメンバーが揃わない主な理由は主に以下の3つです。

・サッカー界のオリンピックの重要度の低下
・増えすぎた海外組
・海外移籍の年齢低下

サッカー界でのオリンピックの重要度の低下

日本でのサッカーの代表人気は低下傾向にありますが、それでもJリーグ以上の人気を誇っています。
そしてオリンピック代表についても同様に開催期は非常に大きな人気があります。

しかしオリンピックのサッカーはFIFA公認の大会ではないため各国のリーグは開催国ではないかぎりリーグ戦の中断などの措置がとられることはなく、選手の派遣義務もありません。

そしてプロサッカー選手の保有権は所属するチームにあるためケガのリスクやコンディションへの影響のリスクがある代表への派遣はクラブにとって悩みの種です。

FIFA公認でなく派遣義務はないのであれば選手を代表に送り込みたくない。
選手にとっても代表活動よりもクラブ活動の方が自身のキャリア構築になる。
近年この傾向はJリーグのクラブでも顕著になってきています。

つまりサッカー界でのオリンピックの重要度はそれほど高くないのが現実なのです。

増えすぎた海外組

現在の日本代表、特にA代表に関しては海外組が占める割合が大きくなってきています。

関連記事⇒サッカー日本代表メンバーの歴代ワールドカップの国内組の割合

FIFAが定める代表活動期間に関しても海外組の召集に関しては代表召集レターを各クラブに送り、召集の意向を示さなければなりません。

そして「代表活動のために長距離移動はコンディションへの大きなリスクがある」と懸念を示しています。

A代表活動に対してであってもよく思っていないクラブが派遣義務のないオリンピック代表への派遣を簡単に承諾はしません。
実際に以前のリオオリンピックでは久保裕也選手を召集できないということがありました。

海外組の選手たちがオリンピック代表への召集が難しくなっています。

日本人選手の海外移籍の年齢低下

近年は日本人選手の海外移籍の年齢が低下しています。
以前であれば代表で活躍して20代中盤くらいで海外移籍という流れでした。

つまりオリンピック世代のU-23(23歳以下)の選手はJリーグのクラブに所属していたため比較的、オリンピック代表への召集には協力的でしたが、今では海外のクラブはオリンピックでのサッカー活動の価値を感じていないため例え23歳以下の選手であっても代表への派遣には難色を示します。

オリンピック世代の選手であってもベストメンバーが揃いづらい状態にあるのです。

オリンピックに出場することでメリットがある選手

ベストメンバーが揃いづらいオリンピックサッカーですが、それでもオリンピックに出場することがメリットになる選手がいます。

その選手の特徴は主に以下の3点に該当する選手です。

・オリンピック開催国
・ステップアップを目指す選手
・所属チームで出場機会の少ない選手

オリンピック開催国の選手

人生で1度しかないであろう母国開催のオリンピックに出場できるチャンスというのはどんなスポーツ選手にとっても出場したいものでしょう。

その思いに応えようというクラブが快く召集を承諾することがありますし、自国リーグではオリンピック開催期間中はリーグ中断などの対応を行い、選手の召集を行いやすくします。

スポーツ選手はスポンサーやサポーターに支えられている部分が大きいので母国開催で国のために戦うということは出場する選手にとっても大きなメリットになります。

ステップアップを目指す選手

オリンピックでは普段あまり注目されていないリーグの若い世代の選手たちが出場します。
その選手たちをいち早く獲得しようとするヨーロッパリーグのスカウト達が視察に訪れます。

つまりヨーロッパへの移籍というステップアップを目指す選手たちにとってはオリンピックという場は絶好のアピール機会なのです。

所属チームで出場機会の少ない選手

所属チームで出場機会が少ない選手にとってもステップアップを目指す選手同様にアピールのチャンスになります。

元々出場機会をつかめていない選手はそもそも召集されない可能性が高いですが、ケガやクラブ事情で出場機会が減っている本来実力のある選手であれば召集される可能性があり、アピールのチャンスになるでしょう。

まとめ

オリンピックサッカーには選手の派遣義務はなく、選手の派遣について協力を要請するというFIFAの意向があります。

つまり「オリンピックに無理に選手は出さなくてもいいけど、できるだけ出してあげてね」ということであり、過去にはメッシのオリンピック代表への召集についてバルセロナがスポーツ仲裁裁判所に異議申し立てをしたこともありました。

しかし母国開催であれば協力するクラブも多いことでしょう。
日本サッカーが金メダルを獲得するチャンスが最大化する東京オリンピックはもうすぐです。

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